【グルメ】旧ラーメン富士丸・北浦和店の店主の店「どでん」。富士丸のしょっぱ脂であぶらそば食べる幸せ

はじめに:

いばったものじゃないんですけど、私、二郎系のラーメンを愛しています。ただし、私が二郎系のラーメンにハマるきっかけとなったのは、直系の二郎ではなく、京都にできた「ラーメン荘 夢を語れ」なんですね。

  このラーメン屋が京都にできた時は、私は大学2回生だった気がします。当時、ラーメン二郎は東京にしか店舗がありませんでした。私は東京に遊びに行った時に、友人に連れられて、食べにいったことがある程度。初めて二郎を食べた時の感想は「このラーメン、太くて肉もがっつり量があって脂まみれで最高やん!」というもの。まあ、20歳そこそこでしたからw。

 しかし、夢を語れが近所(チャリで10分くらい)にできてからは、ものの見事にハマってしまいました。完全に中毒です。ひどい時は、1日1食夢を語れ。麺と肉と野菜がたくさんあるからそれでいいかなって・・・w。お昼の12時頃にもそもそと起き出し、昼営業の最後(14時くらい)にかけこみ、ラーメンを全マシにして食べ、その後恵文社に立ち寄って本を物色し、家に帰って寝る・・・という廃人のような生活を送ることもしばしば。ああ懐かしい。一時期通いすぎて店主に顔を覚えられて、たまたま後輩を連れていった時に、「毎日ありがとうございます!!」とかって挨拶されて、後輩に「先輩こんなの毎日食ってるんすか^^;」と軽くひかれたのも今はよき思い出・・・。

 

  この「夢を語れ」の店主は、現在はボストンで同じく「Yume wo Katare」を開店しているような、まさにパワフルな方ですが、もともとは二郎の直系ではなく、「ラーメン富士丸」という、二郎の流派は組むものの、直系ではない店舗で修行され、「夢を語れ」をオープンされたんですよね。

BBT大学 西岡 津世志さん 地域で活躍するBBT大学生

↑検索したら、現在は大前研一が学長のBBT大学に通われているみたいです。

↑訪問された方のブログ。いつかおれも絶対に食べにいくんだ・・・!!

 だから、「夢を語れ」で育った私としては、この「ラーメン富士丸」というのが、非常に思い入れの深い二郎系の店舗となるのです。富士丸の一覧はこちら。

広告

 

富士丸は脂が美味しい。これであぶらそばを食べさせるのが「どでん」

この富士丸と、ラーメン二郎を比べてみると・・・

・灰分含有量が高いオーションという小麦粉を使用した大胆で暴力的な太麺

・豚肉の身そのものと背脂からとった豚の濃厚スープ+化学調味料

・チャーシューではなく「豚」と呼ぶにふさわしい肉塊

・山盛りのもやしとキャベツ

・・・といったところは共通なのですが、一点の相違点があります。それは「ラーメンの醤油タレに浸かった脂」を別盛りで提供してくれるところです。

f:id:watanabecook:20160423163109j:plain

こういうのです。

  これがもう、体に悪いのはわかっているけどうまい。醤油と脂ですからね。うまいに決まっているんですよ。ええ。これに小麦の麺が合わさったら、それだけで大切な栄養全部とれちゃいますからね(とれない)。ラーメン食べるときに、麺を引っ張り出してこのしょっぱ脂をかけて食べると、それはそれはもう、、、濃厚な脂そばを食べているようで、破滅的に脂としょっぱ味でうまいのです。

 ただ、これってあくまでラーメンのトッピングなので、決して脂そばではないんですよね。これを脂そばで食べてみたいなあと思うも、現在の富士丸店舗では、脂そばの提供は行っていないのです。

  そんな状況だったのですが、富士丸の元店主が独立した「どでん」では、このしょっぱ脂をつかったあぶらそばが食べられる!ということで、これは期待してもよいのは〜と思い、北浦和までいってきました!! 

※ 富士丸の明治通り都電梶原店では、「白」といって、麺の一部を別盛りにして脂そばっぽくしてくれるサービスを行っていますが、やっぱり脂そばをメインでがっつり食べたいじゃないですか!!!

 

駅から歩いた。おすすめしない。w

駅から歩きました。食べログ先輩には徒歩20分って書いてありましたが、普通に30分くらいかかりましたw バスでいきましょう。。「教育センター前」というバス停が最寄りとなるようです。

豚とアブラが最高にうまい北浦和の二郎インスパイア系ラーメン屋である「どでん」に行ってきた  ←の方が、詳しくブログにいきかたをまとめてくださっていますので、バスで行く際にはご参考にしてください。。f:id:watanabecook:20160423163138j:image歩いていった私が交差点から撮った1枚。たなびくのぼりに「どでん」とあり。f:id:watanabecook:20160423163134j:imageラーメンの店。いわゆる二郎カラーの黄色と黒の看板ではないんですね。f:id:watanabecook:20160423163124j:image券売機。麺の量がしっかり書いてあって親切。お土産豚があるのは、夢を語れと一緒ですね。 

 私は今回は「油そば・中」に「トッピング100円」を買いました。油そばはデフォルトで生卵のトッピングが可能ですので、間違って生卵は頼まないようにしましょう。私は、数ある二郎系ラーメンの中でも、オリジナルなトッピング「南部せんべい(2枚)」を注文しました。

 

  油そばの食券を渡すと、その場でトッピングの有無について訊かれました。二郎のトッピングについては、お店によっては注文時に訊かれたり、出来上がった時に店員の方から訊かれたりとまちまちですが、どでんでは、油そばは食券提出時に、普通のラーメンは提供時に訊かれるようです。

f:id:watanabecook:20160423163130j:image

こちらはラーメンのトッピングですね。ちなみに、隣のお兄さんがトッピングについて訊かれたときに「マシマシで!」といったら「多めということでいいですけ?」というふうに言い直されていたので「マシマシ」はあまり文化としてないようです。 

f:id:watanabecook:20160423163127j:image油そば用の卓上調味料。f:id:watanabecook:20160423163116j:imageこんな食べ方指南があります。酢じゃなくてレモン汁、というのは個人的には嬉しいなあ。

 

広告

 

 ラーメンが出来上がるまで、作る様子をのんびり見ていました。富士丸とか夢を語れは平ざるで湯切りしてたんですが、ここは個別にテボで麺を茹でるんだなーとか、南部せんぱいもしっかりタレにつけるんだなーとか・・・なんて思ってたら到着です。

 ←ちなみに「テボ」ってこういうやつです。

さて、到着。おれはこの脂を食べにきた!!!

f:id:watanabecook:20160423163113j:image

油そば・中。トッピングはにんにく少し・アブラマシ・タマゴに有料で南部せんべいトッピング。麺に最初からタレと脂が絡まった状態で提供されるため、自分では混ぜなくても大丈夫なタイプのあぶらそば。

f:id:watanabecook:20160423163109j:image脂は別皿で提供。このスタイルが嬉しいんです・・・!!!!f:id:watanabecook:20160423163103j:image生卵がトッピングでもらえるのはうれしいですねえ。f:id:watanabecook:20160423163106j:image麺は極太ちぢれ麺。このウェーブがかかったごわごわの麺に、脂とタレが絡まって、口中をガンガンに刺激してくるのです。ちょっと魚粉も香るような?独特の味わいでした。もちろん、脂の旨さは間違いなし予想通り。f:id:watanabecook:20160423162842j:image汚くてすみません・・・。ただ、この麺に、タレに浸かったしょっぱ脂をかけて食べるのが・・・もう脂(あぶら)界の最高峰・エベレスト並に高い評価を得ているのです。私の中で。でも、この記事を読んでいるあなたの心の中にも、きっと脂(あぶら)界の扉はもうそこまで開いていると思うのです(なんぞ)。

f:id:watanabecook:20160423163059j:image豚肉はみっちりしまった赤み部分と、脂肪部分がトロっと柔らかく煮込まれたもの。豚がうまいって幸せ。f:id:watanabecook:20160423162841j:imageある程度食べ進めたので、あぶらそばの楽しみである味変。私はレモン汁と七味とラー油をかけて、さっぱり辛く仕上げました。ああ食欲が収まらない・・・。あぶらそばって本当にいいものですね。

 

しっかり完食です。ごっそさん。

 

いやー北浦和は少し遠かったですが、期待通りの味わいでした。富士丸好きな方、二郎も好きな人、脂そばも好きな人、脂(あぶら)界の扉を開けたい人は、ぜひぜひ訪問してみてください。しょっぱ脂の中毒になり過ぎないよう注意です。 

広告