【旅行業界事情】ツアーの仕組みを賢く使って国内航空券を格安で手に入れる方法を知っておくと損しない
こんにちは!旅行ネタです!!ラーメンブログじゃないですよ!!!
はじめに:航空券を使った遠出する旅行はわくわくしませんか?
国内旅行に行く際に、自家用車・新幹線での旅行ではなく、飛行機を使って旅行に行くという方も多いでしょう。実際、北海道や沖縄に行くには航空券を使って旅行するという言葉をほとんどだと思います。震災の年に九州新幹線が開通してからもう5年がたちますが、東京から九州に行く時には、現実的に飛行機のほうが早くて便利です。
しかしこのCMは目頭が熱くなる、いいCMでしたね。
ちなみに今年は北海道新幹線の開通ですが、色々課題は山積みのようで・・・。
同新幹線は当面、年50億円規模の赤字が続く見通しだ。
毎年50億円の赤字を出す設備って、なんぞ・・・。って感じですよね。
北海道新幹線の到着駅はあくまで「函館」ですので、まだまだ北海道観光の起点となる札幌までの交通手段としては、北海道新幹線ではなく飛行機のほうが主流の交通手段になり続けるでしょう。
遠出の旅の主役は飛行機:格安で航空券を手に入れるには
さて、今回は、そんな飛行機の旅行に際して、オンラインでの予約を賢く使用して、格安で航空券を手に入れる方法を解説をしていきます。
ただし、こちらの方法については若干グレーな点があるため、このノウハウについて書いてあるサイトは、少ないと思います。大手の旅行会社のサイトには決して書かれていません。ただ、私が旅行代理店に確認をしたこともありますが「こちらが想定している使い方ではないが、黒い要素は含まれていない」と確認取れましたので、今回紹介していきたいと思います。
但し、何事にもメリット・デメリットがありますので、そちらをしっかり理解していきましょう。
※今回の記事のネタを利用する際には、自己責任でお願い致します。
格安で航空券をゲットする方法は・・・ツアー商品を予約し、航空券だけを利用すること!
皆さんはじゃらんパック・楽パックというような商品をご存じでしょうか。
※見たことない方は、下記のバナーをクリックして頂いて、どんなものかをまずは確認頂いてからこの先の記事をご覧頂ければと思います。
その商品名(パック)の通り、宿・ホテルと往復航空券がセットになって販売されている「ツアー商品」のサービス名です。
・・え? 宿・ホテルがセットになっているのに、航空券単体で買うよりも安いの?と思われる方もいるかと思います。でも、安心して下さい、騙されていませんから!
実例を見ると信ぴょう性が上がると思いますので、実際に見てみましょう。
個人的に使いやすいので、ANAじゃらんパックを実例としてみます。
ANAじゃらんパックへのリンクはこちらから。
例えば、3月29日現在、4月25日に羽田から宮崎空港までANAで向かう便を探し、4月26日に宮崎空港から羽田に戻る便を検索するとします。
画像がでかくて恐縮ですが、上記のキャプチャ画像の通り、リッチモンドホテル宮崎駅前に泊まるパックで、28800円が最安ですね。もちろん往復航空券込でこの値段です。同じ28800円で、違う宿からも選べるほど選択肢は豊富にありました。ちなみにこちらは、ANAとコードシェア便を持っているソラシドエアが運航している便ですね。
次に、ANAのHPから、航空券だけを探してみましょう。
ふむふむ。同じ便の航空券だけを買うと・・往路で19590円。あれなんか高い。時間ずらしても16690円もする。
復路はと・・・
15290円する。時間をずらして、最安でも13930円・・。
ってことは、ANAのHPから航空券だけを申し込むと、同じ便では34800円、値段をずらして最安を探しても30620円。
まとめると、
・ANAじゃらんパックで予約すると、ホテルがセットで28800円。
・ANAのHPから往復航空券だけ予約すると、同じ便で34800円。
時間ずらして安くしても30620円。
ホテルがセットのANAじゃらんパックのほうが6000円も安い!!!なんぞこれ!!!ってなりますよね。これ、知らない人が後からしったら怒り狂うような値段設定じゃないでしょうか・・・。
しかも、じゃらんパックや楽パックはキャンペーンをよくやってる。
じゃらんパックや楽パックではクーポンを配っていることが非常に多いので、更に安く往復航空券+ホテルを手配できる可能性があります。
特に、じゃらんパックは大体1000円引きのクーポンをばらまいていたりするので、毎回チェックするのがオススメです。
上記の例から、じゃらんパック・楽パックという商品のお得さはご理解いただけたのではないでしょうか。
しかも、ツアーで予約をしておきながら、航空券だけの利用も可能
しかし、宿・ホテルはいらないから、格安航空券だけを利用したい!と思う方もいるでしょう。泊まるところは友人の家がある、とか、じゃらんパックで目的の宿がセットで予約できなかったので別の宿・ホテルを手配したい、などなど・・・。
そんなときでも大丈夫。じゃらんパック・楽パックで予約した後に、当日になってから宿泊する施設に連絡を入れて、泊まれなくなった旨を伝えれば、施設側で了承してくれます。但し、ホテル代については、泊まらない場合でも戻ってきませんので、その点は諦めるしかないでしょう。若干もったいない気もしますが、それでも航空券単体を手配するより安く済むので、上記の方法を覚えておいて損はないです。
(ちなみに、宿・ホテル側からしたら、お客様が来なくなるだけなので特段のデメリットがないし、むしろ1部屋分空きができるのでその部屋をもう一度売ることが出来るのでむしろ助かる話。但し、お客さんが来ないと心配するはずですので、必ずキャンセルの連絡を入れるようにしましょう。)
さて、上記で紹介した方法。メリットは「安く予約できる」ということに他なりませんが、デメリットがないかというとウソになりますので、デメリットを正しく理解したうえで実行するようにしましょう。
デメリットその1:ホテル分の代金払い戻しは受けられず、万が一の補償は受けられない恐れあり
これらのツアー商品は、それぞれのツアー商品を企画する「旅行会社」が造成した商品を、リクルートや楽天がネット上で受託販売を行う、という形態がとられています。つまり、予約者は旅行会社との間で契約を結ぶこととなるのです。
(例えば、ANA楽パックでいえば、楽天ANAトラベルオンライン株式会社という会社がANA楽パックを販売している、と契約上なっています)
楽天ANAトラベルオンライン株式会社 会社情報【楽天トラベル】
さて、これらのツアー商品の予約≒契約をする際の旅行約款を確認してみましょう。
例えば、ANAじゃらんパックの例を見てみます。旅行約款の全文を見たいという稀有な方はクリックして見てみてください。
第一章 補償金等の支払い
(当社の支払責任)第一条
1. 当社は、当社が実施する企画旅行に参加する旅行者が、その企画旅行参加中に急激かつ偶然な外来の事故(以下「事故」といいます。)によって身体に傷害を被ったときに、本章から第四章までの規定により、旅行者又はその法定相続人に死亡補償金、後遺障害補償金、入院見舞金及び通院見舞金(以下「補償金等」といいます。)を支払います。~中略~
この規程において「企画旅行参加中」とは、旅行者が企画旅行に参加する目的をもって当社があらかじめ手配した乗車券類等によって提供される当該企画旅行日程に定める最初の運送・宿泊機関等のサービスの提供を受けることを開始した時から最後の運送・宿泊機関等のサービスの提供を受けることを完了した時までの期間をいいます。ただし、旅行者があらかじめ定められた企画旅行の行程から離脱する場合において、離脱及び復帰の予定日時をあらかじめ当社に届け出ていたときは、離脱の時から復帰の予定の時までの間は「企画旅行参加中」とし、また、旅行者が離脱及び復帰の予定日時をあらかじめ当社に届け出ることなく離脱したとき又は復帰の予定なく離脱したときは、その離脱の時から復帰の時までの間又はその離脱した時から後は「企画旅行参加中」とはいたしません。また、当該企画旅行日程に、旅行者が当社の手配に係る運送・宿泊機関等のサービスの提供を一切受けない日(旅行地の標準時によります。)が定められている場合において、その旨及び当該日に生じた事故によって旅行者が被った損害に対しこの規程による補償金及び見舞金の支払いが行われない旨を契約書面に明示したときは、当該日は「企画旅行参加中」とはいたしません。
・・・要は、事前に決まった行程から逸脱していた時は「企画旅行参加中」と認められないため、その間にあった事故などについては補償しませんよ、ということが書いてあります。(また、一度逸脱した際に正しい行程に戻ったとしても、保証が受けられるかどうかはその時々の判断になるかと思います)
もう少し補足的に、噛み砕いて説明していきます。
ホテルを予約する際には、契約はどうなっているのか?
実は、みなさんが日頃じゃらんnetや楽天トラベルで予約する際には、宿泊施設と宿泊者が直接契約を結んでいることとなっているのです。「じゃらんnetや楽天トラベルは、予約システムを宿・ホテルに提供しているだけです」というスタンスなので、あくまで契約は施設と宿泊者がしていることになっているんですね。
ツアーは旅行会社と契約をするので、その分「旅行者を守る」権利がある
じゃらんパックや楽パックのようなツアー商品を予約した場合は、旅行会社とみなさんが契約しているので、当然トラブルがあった際には旅行会社と話をすることとなります。逆にいうと、みなさんがじゃらんや楽天トラベルで宿・ホテルを予約した際には、宿泊施設とみなさんが直接契約しているので、何か争い事があった場合には、基本的にはみなさんが直接宿・ホテルと交渉する必要があります。
(注:あくまで契約上の話で、実際問題じゃらんも楽天トラベルもカスタマーサポートセンターを設けているので、そちらに電話する方がほとんどだと思いますが・・)
ツアーでは、逆に「旅行者が守らなければならないこと」もある
ここが一番のポイントです。旅行会社と契約してツアーに参加しているという建前上、ツアーでは予約者が守らなければならない決まりがあります。
(※ほとんどの人が読んでいないと思いますが、予約の前には、こんな感じで↓旅行会社と予約者の間の取り決めが定められています)
※なんでこんな面倒な補償などが必要か、というのは旅行業の教科書くらいにしか書いてないと思いますが、超ざっくりいうと、旅行はもとから認可制の規制されている産業ですし、消費者を保護する目的からツアーの場合は補償を盛り込むことが定められています。
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デメリットその2:ツアー商品は後から変更が効かない
じゃらん - FAQ - JALじゃらんパックの予約内容を変更する事は可能ですか?
JALじゃらんパックのご予約内容(ご利用便・宿泊施設・レンタカー会社・ご参加者さま氏名など)の変更の場合は、全予約の取り直しとなります。
ご希望内容で改めて予約をお取りいただきましてから、不要になりましたご予約記録のキャンセルをお願いいたします。
こちらにも明記されているように、ツアー商品はその特性上、「変更」が出来ず、もし変更したい場合には、一度取り消して再度取り直す必要があります。
そのため、まだ予定が変わるかもしれないけど一応手配しておくか・・というときには、この方法は使うことができません。
デメリットその3:価格を見比べていくのが大変
これは直接的なデメリットではないですが、価格の比較は結構大変です。
というのも、JALでは先得、ANAでは早割という言葉でキャンペーンを行っている通り、航空券は予約をするタイミングや、同じ日であっても便の時間を変えるだけで、値段がかなり変動します。かつ、キャンセルポリシーもそれぞれのキャンペーンによって異なるので、結局何がお得なのか、というのは自分の目で見て確かめていくしかありません。
また、ツアー商品もじゃらんパックや楽パックをそれぞれ見比べるには、結構時間がかかってしまいます。(どうしてもツアーという商品の特性上、組み合わせ要素が多いのでサイトが重くなってしまいがち)そのため、時間がない時に見比べる・・というのは正直大変です。ただし、航空券の値段は高額になりますので、見比べるだけの価値があると私は思います(´・ω・)
デメリットその4:最後は自己責任
上記の予約の、いわば裏技のような方法ですが、ツアー商品を自ら「バラして」利用するため、補償が受けられないと書きました。そのため、最終的には自己責任で実施するしかありません。なので、一人旅や気心の知れたカップル旅行ならいざ知らず、仕事の出張や大切な記念日を踏まえた家族旅行などでは、ふさわしくないでしょう。
まとめ:デメリットを理解して格安航空券を手に入れよう!
上記にメリットとデメリットをそれぞれ記載しました。
正規で公式HPから購入するよりかは圧倒的に安く、航空券と宿・ホテルまで取れてしまうのがこのじゃらんパック・楽パックを利用した予約です。
ぜひ一度はサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか!
キャンペーンページも忘れずにチェック!
10000円引き以上の高額割引クーポンがあることもありますよ!
今回は以上です!!GW・夏休みの予約はお早めに~!
補足:こんなQ&Aがありました
みなさんやはり気にされるみたいですが・・なんだかグレーに感じますよね。w
概ね大丈夫、という回答がかえってきていて、質問者も安心しているようです。